犬は、あらゆる動物の中でも人との関わりが最も古く、その関係は約1万5000年前から始まりました。そして現在でも、一番身近な伴侶動物(コンパニオンアニマル)として、およそ400犬種もの犬たちが世界中で人と共に生活しています。
私たちが暮らす日本も例外ではなく、現在約1,310万1千頭(飼育所帯率は18.2%)と非常に多くの犬が飼育されています(平成20年度 日本ペットフード工業会)。その飼育頭数の多さはアメリカに次いで世界第2位を誇り、世界的に見ても日本人は非常に犬を好むことがわかります。
しかしその反面で、犬の問題行動(吠え、排泄、咬みつきなどの問題)や、行政機関に寄せられる苦情の増加など、人と犬の間には多くの問題が生じるようになりました。 これらの問題が生じる原因は様々ですが、その1つに飼い主の意識の問題が挙げられます。問題を改善していくためには犬に関する知識を持った上でしつけを行い、上手に犬との関係を築いていくこと。そして、犬を飼っていない人や犬が嫌いな人にも配慮した飼育方法を飼い主一人一人が考え、犬好きの人だけでなく全ての人と犬が幸せに暮らすことの出来る社会を目指していく必要があります。
ヨーロッパなどでは社会での犬の受け入れが非常に進んでおり、交通機関や飲食店でも多くの場合、犬と一緒に利用する事ができます。 近年になってようやく犬を「コンパニオンアニマル」として捉えるようになってきた日本では、まだまだ犬と共に生活できる社会的な場が限られてしまいます。
スタディ・ドッグ・スクールでは、しつけを身に付けた犬と飼い主の社会参加を推進し、犬を飼っている人だけでなく、飼っていない人にとっても住みやすい日本の社会作りを目標として、「人と犬が互いに幸せに暮らせる共生社会の構築(犬の社会化)」を目指しています。